FANTASTIC CHILDREN ファンタジック チルドレン 第20話 「巡る命」

 かつてティナであったことを思い出し、その記憶が肉体に変化を与え、髪と目の色が元の色に戻ったヘルガ。そして彼女はソランを待ち続けることを選択する。それまで係わった人たちの想い、命を無駄にしないためにも。「私の今ここにある魂は、もう、ティナ一人だけのものじゃない。」「私は後へは戻らない。あの人達の命を、生きた証を無くさないためにも。私はソランを待つ。」
 また、トーマも何か心に異常を感じている。「ティナ」「ソラン」「セス」と言う名を聞いて。
 一方、ゲオルカの反乱は失敗していたが、かわりに彼はティナの体と転生データを奪っていた。それを使い、地球まで追ってきたのだ。復讐のためヘルガを転生させ、もう一度兵器として使用するためである。それの実務面を担当しているのが地球人サイズに肉体を縮小させられたデュマであった。そして彼はついにヘルガの確保に成功した。



 アギ「ヘルガが言っていた。魂は一人のものじゃないって。いくつもの人生をめぐり、その中で出会った人達と心を通わせ、今ある魂にたどる。僕らは21回の転生をし、21回の人生を道具にした。人生を踏みにじった。」  サブタイ「巡る命」とあわせて、このあたりが物語の主題であろう。
 デュマ、ゲオルカとレダの子供で、ティナとは父親違いの弟に当たる。一応ゲオルカの命に従ってはいるが、強度のシスコンであり、また、自分の体を勝手に改造されて恨んでいる彼は、おとなしくは従わないであろう。ゲルタ博士の調教は完璧の様子。で、ゲルタ博士=メル(べフォールの子供=ギリシアの科学者連中の一人でストレートロングヘアーの女の子)でいいんですよね?
 常にクールで、でもアギのことを想っているソレトがラブリーである。こういうタイプ、好みだなぁ。「来て、アギ。」 いや、まともな普通の意味で言ってたセリフなんですが、ソレトがお気に入りな私が聞くと最後にハートマークがついて聞こえるわけで(バカ
 豆知識:地球の20年がギリシアでは1年にしかならない。